御垂示録12号 ①霊界が明るくなると治り方が速くなる

いましがたラジオで聞いたが、今度学者がみんな寄って一人のインド人を試験した。そのインド人は目隠しして町中を自転車に乗ってまわったというので、そこでそんなことはないというので学者が大勢寄って、目にゴムみたいな物を当てて、その上にセメントかなにか塗って、その上に布かなにかで絶対に見えないようにした。そうすると少しの間坐っていたけれども、間もなく室内を歩き始めて、ドアを開けてドンドン行く、そうして門の所にある自転車に乗って町の中をドンドン一〇分間まわって、そうして帰ってきた。それが科学ではどうしても解らないというのです。そのインド人はまだ若いらしいようだが、聞いてみると、生まれてからそういった目の作用がふつうとは違っていた。ところが自分はバラモンの行者で・・・なんとかいう行者の名前で・・・そこに行って十年間とか十何年間とか修行してそういうふうになったということを言っている。それはバラモンの行者から修行を受けると、そういうふうになるわけです。いろんな能力があるわけです。しかし、その修行というのは、断食したり山に籠もったりして、いろいろやるわけです。これはキリスト教のほうでいう禁欲生活とは根本的に違うわけです。仏教のほうはそういう点はよほどゆるやかなのです。そこでお釈迦さんは「嘘も方便」と言って、ある場合には嘘を吐いても良いと言うが、キリスト教のほうでは絶対にそういうことはならんと言う。だいたい釈迦、キリストなんていうのは、そのような性質だということを話したわけです。そこでメシヤ教のほうは、そういう意味のことをみんな包含しているのです。そうしてその中心の柱というものが真理なのです。それは、人間なら骨です。メシヤ教が骨とすると、キリスト教なんか筋みたいにものです。そうして仏教が肉と皮膚みたいなものです。それに、いままでは夜の世界であったから、それ以上はどうしようもなかった。で、だんだん昼の世界になりつつある。このごろは著しい奇蹟が多いでしょう。お蔭話なんか読むと、ずいぶんすばらしい破天荒のがちょいちょいあります。これは、それだけ霊界が明るくなってきたわけです。治り方もだんだん良いでしょう。だんだん良く治るでしょう。いままで一時間かかったのが三〇分で同じくらいの結果がある。しかし、その代わり信者や資格者やなにかで浄化が起る人もずいぶん出てきます。昨夜聞いたけれども、信者でもないのですが、ブラジルのほうの日本人だと思うが、長い間夜尿症かなにかで、私の本を送ってやったが、御神書を読んだだけで夜尿症が治ってしまったというのです。いまにそういうふうになります。『栄光』でも『地上天国』でも、ああいうのを読んだだけでも、たいていの病気は治ってしまう。そうなります。

 

 

【御講話篇6 P197】

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