御垂示録3号 ①恋愛について

(お伺い)

若い者が恋愛をして、熱をあげており、冷めてから、新しくまた恋愛をいたしますが、そういうのは罪になるのでございましょうか。

 

最初に恋愛して結婚したんですか。

 

(お伺い)

結婚しておりませんが、肉体関係があったという場合でございます。

 

それでは玩弄したんですね。それでは罪じゃないか。不届きだ。恋愛を慰みにするというのは天則違反です。ちゃんと、夫婦になるべく恋愛して、夫婦になって、それでお終いです。それ以外の恋愛なら、全部悪です。それは理屈のつけようがないんです。いまはうまい理屈をつけてますが・・・文章なんか書いてね。

 

(お伺い)

結婚しないでも好きになる場合がございますが。

 

たくさんありますよ。しかし、結婚の意志がなくて・・・ただ好きだ、では駄目です。実際は結婚の意志がなくて恋愛するというのは嘘です。

それは本当の恋愛ではない。一時的で・・・自分でも、冷めるということが分かっている卑怯な奴です。女を玩弄するんです。私も若い時分、やっぱりそうでしたが、そういうきっかけには決して手を出さない。俺はこの女と結婚する意志があるかないか考えてみて、そんな気がない。そうすると、相手の女を不幸にするから罪になる。それだからやめると。その時分は神の「カ」の字も知らないからね。

 

(お伺い)

明主様では、そういうことはできませんので。

 

ところがね、明主様となればできないですよ・・・しかし二〇代のおっちょこちょいだったがね、そういうことはできなかった。神様にさせられなかったんですね。そうして、いろいろ・・・そういう危ない時になると、なにか邪魔が入る。そういうふうに、運が悪いのだと思っていた。いま考えてみると神様がちゃんとやったんですね。

 

(お伺い)

熱を上げているときは、理性がなくなるので、なんでも嬉しいんですね。

 

私は理性はなくなりませんね。なくならないのが本当ですね。つまり、理性を脱線するのは、要するに邪神にやられているんですからね。いままでの世の中は、邪神がそういう人間を使っていた。いまからは、そういう人間でない人間ができてきます。邪神が弱ってきているからね。だから、いままでの考え方、やり方ではいけない。そこにメシヤ教の良いところがある。

 

(お伺い)

御婦人の方は、メシヤ教に入っている人を主人にすれば安心でございますね。

明主様がいつも堅くおっしゃっておられますので。

 

そうはいきません。私の言うことを聞く人なら安心だがね。下座の行より危ないからね。神様は試しますからね。それでもいけないものは、つまみ出しますからね。自分が止すとか、自分のほうから出るというんでなくて、神様につまみ出されるんです。自由自在に力がありますから、またなお悪くなければ、キュッと止めちゃいますからね。

 

【御講話篇4 P223】

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